余らせてある土地に雑草や不法投棄があった場合の対処方法
余らせてある土地をそのまま放置してしまうと、雑草が生い茂ることもあります。雑草をそのまま放置すると面倒な事態になるため、早めに対処することをおすすめします。また第三者による不法投棄があった場合も、そのままにせずきちんと対処しましょう。
普段は使わない余らせている土地であっても、定期的にチェックして雑草を取り除くことは重要です。土地の外観が悪くなることで、近所の住人たちからクレームが起こる可能性もあるためです。
また不動産業者に売却しようとしても、雑草により価値が下がってしまう場合もあります。雑草が生い茂っている状態であれば、まずは草むしりをしましょう。
自分一人で作業することが難しい場合、草むしりの業者に依頼して代わりに綺麗にしてもらうと良いです。面倒な作業の負担を軽減させるためには、ホームセンターなどで除草剤を購入して使うこともおすすめです。
植物である雑草は、日光によって成長します。雑草の数を増やさないためには、土地全体を防草シートによってガードすると良いです。
植物を枯らすために塩を撒こうとする人もいますが、土壌に悪影響を与える可能性があるためおすすめしません。雑草以外の植物も育たない土地となってしまえば、土地の価値が下がってしまうでしょう。
そして不法投棄があった場合ですが、まず警察に通報してください。不法投棄されたものは触らず、通報によって駆けつけた警察官が来るまでそのままにしておきましょう。
しかし警察は民事不介入の立場であり、不法投棄された物の所有者だった者が判明できないとわかれば消極的な対応をするば場合もあります。理不尽な話かもしれませんが、事件性や犯人が判明しない場合は土地の所有者が処理することになるでしょう。
ただし警察の捜査によって犯人が判明した場合、損害賠償を請求できるでしょう。弁護士に相談して手続きを進めてもらえれば、犯人を法的に追い詰めることができるのです。
そもそも不法投棄は犯罪であり、5年以下の懲役または1,000万円以下の罰金に処せられる可能性があります。警察も犯罪性があるとわかれば、弁護士に対して協力的になるかもしれません。犯行に及んだ犯人に対しては、徹底的に責任を負わせても良いでしょう。
余らせてある土地をそのままにすると、雑草や不法投棄などのリスクがあることを忘れていはいけません。その土地を活用する予定がないのであれば、綺麗にしてから売却してはいかがでしょうか。