土地活用方法のひとつ共同活用とは?土地信託と等価交換とは
普段は使っていない土地がある場合、土地活用によって収益化が図れる場合もあります。土地活用方法のひとつに共同活用というものがあり、代表的なのは土地信託と等価交換のふたつです。
それぞれどのようなものなのかを説明しますので、理解した上でチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
所有する土地を自分の目的のためだけに使うのではなく、誰かと共同して使うことを共同活用と言います。本来は自分だけの土地であっても、共同活用によって他人の権利が付加される場合もあるのです。
そのため自分の都合だけで権利を行使することが難しくなり、共同活用のパートナーの都合や権利を考えられる人に向いています。権利に関する制限は、デメリットと言えるでしょう。
しかしひとつの土地を共同活用することで、リスクを分散させたりパートナーに任せられる場合もあります。パートナーが土地活用のプロであれば、難しい内容を任せても問題ないでしょう。
土地活用に対して消極的な人は、リスクや難しさなどを気にしているのではないでしょうか。契約内容には差があるもののそれらのことをパートナーに任せ、安定した収益を得られる可能性もあるのです。
そんな共同活用のひとつである土地信託ですが、パートナーとなる信託会社を探して信託契約を結ぶことになります。信託会社に対して土地を提供する代わりに、信託受益権を得ることができるのです。
土地運用によって発生した利益から配当金の支払いを受けますが、そのための権利を信託受益権と言います。提供した土地の上に建物がある場合、信託契約終了後にそのまま受け取ることができます。
もうひとつの活用方法である.等価交換ですが、まず提供した土地の上に建物を建てます。地主である提供者は完成した建物や元々の土地に関して、見合った持分を得られるのです。
たとえば1億円の土地を提供し、不動産会社が3億円の建物を建てた場合を考えてみましょう。地主の割合は4分の1と決まっています。
つまり土地に関しては2,500万円分、建物に関しては7,500万円分の持分を得られるのです。収益物件の権利を取得する方法であり、自ら運用に関わる必要がないという特徴もあります。
共同活用の基本的な特徴、そして土地信託と等価交換についてまとめてみました。自分一人で土地の活用ができそうにない場合、パートナーに頼ることができるというメリットがあります。
信託会社や不動産会社を探す際は、トラブルを防ぐために信頼性や実績を重視することをおすすめします。