土地の自己活用でアパートやマンションを建てるのにかかる費用
土地を自己活用する方法は複数ありますが、その中でもアパートやマンションを建てるのは代表例かもしれません。アパートやマンションを建てる場合、当然ながら費用がかかります。費用はいくらくらいになるのか、また不足している場合はどうすべきかを説明します。
そもそもアパートとマンションは建物としては別でアリ、それにかかる費用も異なるのです。法律的に明確な違いがあるわけではなく、不動産業者が規模の違いや構造から区別しています。
シンプルな区別としては規模が大きい方がマンションで、それよりも劣ればアパートと表現できるかもしれません。構造の違いで区別すると、アパートは木造や軽量鉄骨造に該当します。
一方マンションや鉄骨コンクリート造、または軽量気泡コンクリートに該当します。そして費用ですが、木造の場合は1坪あたり55.9万円です。鉄筋コンクリート造の場合は、1坪あたり80.1万円となります。
またマンションの方が部屋数や段数が多いと考えれば、自ずと費用に差ができるでしょう。費用に限りがある場合、アパートの方が建てやすいかもしれません。反対に費用に余裕があり多くの入居者を集めて稼ぐつもりであれば、マンションを建てた方が良いでしょう。
もし費用面に関して不安がある場合、不動産投資ローンを利用することをおすすめします。不動産投資ローンとは投資収益を得ることを目的としたもので、自宅として住むための物件購入費に充てる住宅ローンとは異なります。
アパートやマンションを建てて賃貸収入が発生すれば、それをローンの返済に充てることができます。住宅ローンの場合は年齢に制限が設けられている場合もありますが、不動産投資ローンでは賃貸収入が安定していれば年齢を気にしなくても良いでしょう。
たとえば64坪の木造アパートを建設する場合、3,577万円以上はかかるでしょう。全額を自己資産から出せない場合、ローンを取り扱う会社や銀行に相談すれば大金であっても融資してもらえる可能性があります。
不動産投資ローンは金融商品であるため、審査を受けて返済能力に問題がないことを証明する必要があります。費用があまりにも大きくなる場合、安くならないかもう一度見積もりを行ってみましょう。
土地の自己活用のためにアパートやマンションを建てたい場合、建設会社に相談することをおすすめします。費用の相場や安くするために必要なことを、教えてもらえるかもしれません。不足している費用に関しては、金融機関に相談すると良いです。