住んでいた分譲マンションの一室を人に貸す方法や節税のコツ
住んでいた分譲マンションの一室が空いた場合、人に貸して利益を得られることもあります。貸すための方法があるため、知らない人はこの機会に覚えておくと良いです。場合によっては節税につながるため、覚えておいて損はないでしょう。
住んでいた分譲マンションの一室を人に貸すためには、不動産業者に依頼してください。日本国内だけでも多数の不動産業者があるため、自分の条件に合ったところを探してみましょう。
分譲マンションの取り扱いに長けているところがあれば、積極的に相談しましょう。パートナーとなってくれる不動産業者が見つかったら、貸し出し方法を決めます。
一般的な賃貸借契約では契約期間は2年となり、必要に応じて契約は更新されます。不動産業者に対して分譲マンションを貸し出し、入居希望者に又貸しを行うサブリースという方法もあります。
サブリースの場合、不動産業者に対して手数料を支払う必要があります。ただし空室補償が付くため、空き室状態であっても不動産業者から家賃が支払われるのです。
貸し出し方法を決めた後は広告を作成し、入居者の募集します。マンションの一室を引き渡す前に、ごみ出しや光熱費の支払いなど伝えたいことがあれば忘れずに伝えておきましょう。
節税となる理由ですが、マンションの相続税評価が下がるためです。マンションを貸し出すことで、借地権が発生します。借地権が発生すれば、土地は貸家建付地として取り扱われます。
またマンションは貸家として取り扱われます。貸家建付地と貸家は法的には、住宅用の宅地に比べ価値が下がるのです。民法上は借主の権利も発生するため、相続税評価に借地権割合が加算されます。
そして節税のためには、賃貸収入を得ることがコツです。マンションの賃貸収入は不動産所得となり、今まで支払っていたローンや固定資産税などは確定申告時に経費として計上できるのです。
経費として認められたものは所得から控除できるため、結果節税できるのです。節税効果と資産運用のために、分譲マンションの一室を貸す人もいます。しかし入居者からの賃貸収入があって成り立つため、入居者探しは手を抜かず一生懸命行ってください。
住んでいた分譲マンションの一室を貸すためには、自分一人の力だけではなく不動産業者などの誰かの協力が必要不可欠ではないでしょうか。そして税制は社会情勢によって変わる場合もあるため、貸すことを決めたらできるだけ早めに準備をすると良いでしょう。